JOURNAL

ジャーナル

Fresh Journal 8月号

新卒の皆さん、こんにちは。

8月のフレッシュジャーナルを担当しますS.Kです。学生時代最後の夏休みはいかがでしたでしょうか。

コロナ禍といえどもゲームにネットにと、楽しいことってなかなか消化しきれないものですよね。

 

さて、私の方は最近ファシリテーターのお仕事をいただきました。

「ファシリテーターってなに?」って思うかもしれませんが、要するに「ディスカッションにおいて進行者となり、参加者全員に話してもらい、一つでも多くの意見を引き出す仕事」です。

平たく言うと「話を盛り上げなさい」ということです。

もちろん新人の私が一人で担うわけではなかったのですが、一つ一つが大事な成長の場でもありますので何とかしたいと考えていました。

そこで調べてみるとどうやら、「しりとり」からスタートするとその場の空気が「おしゃべりモード」になるらしい・・・。

そんなにうまくいくのかなぁと思いながら、今月のマンガを描きました↓

盛り上げるために必要なこととは・・・

そこでもう一回Googleで調べてみました。

どうやら「余計にべらべらしゃべらずに聞きに徹することが大切」とのことでした。

具体的には「よく共感すること」、「大きくうなずくこと」、「オウム返しすること」などがあげられるそうです。

相手が心の中で、「そうそう、そうなんだよ!」って思えると話しやすく感じてくれて、結果的に話が弾むようですね。

あとはやはりポテンシャルを上げる事だろうと思い、前日は贅沢にも10時間の睡眠をとりました。

ただお腹いっぱい食べれば快眠できるだろうと考えて、寝る前にバカ盛りのカップ焼きそばを食べたら翌朝、胃もたれで苦しかったです。

皆さんはお気を付けください・・・。

 

実際にディスカッションをしてみた結果・・・

結論から言うと、残念ながら全然話せませんでした。

少し言い訳になってしまいますが書記もすることになり、ずっとカタカタとPCを打っていただけにそれだけで精いっぱいだった部分はあります。

しかし、弾き語りをするミュージシャンではないですが手と口は別物ですので、不可能なことではないと思います。

かろうじてうなずくことだけはできたのですが、書記という慣れない緊張感の中で意識的にやっていたものだけにそこに気持ちが込められなくて、何とも言えない後ろめたさがありました。

「知る」と「できる」の違いを痛感させられるディスカッションとなりました。

 

ではどうしたらできるようになるのか?

ベースとなるのは、相手の話や相手自身に興味を抱くことだと思います。

うなずき一つとってもただ首を縦に振ろうと考えるのではなく、会話に参加する気持ちがまず前提にあって、首の動きは自然についてくるくらいの感覚が理想でしょう。

特にオウム返しの手法などはその最たるものです。形だけやっていると相手に妙な違和感を与えてしまい、かえって話しづらくなります。

 

つまりもっと興味を抱くようにすればいいのか?

それもそうかもしれませんが私の場合、本質はそこではない気がしています。

多くの新人の方が当てはまる事だと思うのですが、実際は「興味を抱く余裕がない」というところにあるのではないでしょうか。

要するに「緊張していてそれどころではない」ということです。

 

「安心」が「関心」を生み出す

人との会話は次から次へとリアルタイムに展開します。

知らない波長、意外な禁句、想定外のリアクション・・・。

コミュニケーションは難しいです。経験が乏しければなおのこと。

しかしだからこそ、これは場数さえ踏めば確実に「慣れる」ことだと思っています。

肝心なことは、会話がグダついても懲りずに繰り返すこと。

そして、「慣れる」ことで「余裕」が生まれ、そこからやがてもっと知りたいという欲求が「興味」となって現れるのだと思います。

この流れを踏まえれば、ディスカッションにおいても自然と心からの感情とともに、話題を広げられるようになるのではないでしょうか。

 

ファシリテーターの仕事はそう頻繁に頂けるものではないですが、日々の心がけを継続し、次回はしっかりと貢献できたらなと思いました。

今月は以上となります。最後までご覧いただき、どうもありがとうございました。