みなさま、こんにちは!
フレッシュジャーナル9月分を担当いたします。がくです。
9月も終盤に差し掛かり、気温ももうすっかり秋になりました。時の流れが非常に早く感じます。
8月末の夜に友人と隣町までジョギングしていると、花火が上がりました。(2020年は人込みを避けるために予告なしで上がる花火が各所で見られたそうです。)
今年は、長岡花火をはじめとした夏の祭・イベントは軒並み中止になったので、この夏は花火なんて見られないだろうなぁとあきらめていたのですが、そんなときに目に入った花火は例年より一層強く[日本+夏+花火]の様式美を感じました。
前回のフレッシュジャーナルで「SOLID WORKS」というソフトを使ったブログ用の画像制作業務についてお話ししました。そのときは「レンダリング」という仕上げの作業ができなかったため、中途半端なところまでしかお見せできませんでしたが、先輩にレンダリングができるパソコンを貸していただき、画像を完成させることが出来ました!
いかがでしょうか?
以前までできなかったことがすこしでも出来るようになると、うれしいですよね。失敗ばかりの私ですが、こういった時に感じるほんのちょっとの成長も自信にして全力で業務にあたっていきます!そして、パソコンを貸してくださる先輩方への感謝の気持ちを、役に立てる部下に成長することで返していかなければならないと感じます。
話は変わりますが、株式会社シンドーでは、「心豊かをお届けする」ということを企業使命として掲げています。“心豊か”とはなんなのでしょうか。知識・見識が無い私はそれについて常に考え、学ばなければなりません。今回はその“心豊か”について、ごく1点の視点からではありますが少し考えてみました。
社会人になってからはニュース等の様々な媒体で社会情勢についての情報を多く目にするようになりました。そこで頻繁に見聞きするのが「多様性」という言葉(ダイバーシティと言われたりもします。)。調べると人の年齢・性別・国籍・宗教などの“違い”を受け入れ、尊重し、活かすことなのだそうです。これにより、働き口が広がって人手不足を改善したり、様々な考え方の人が集まることで新しい価値の創造やイノベーション(変革)につなげたり、といった現代の社会の性質に非常に適したメリットが得られます。
「多様性」が重要な考え方の1つとして広く認知されたことから、今では“違い”を受け入れる体制を持った物事がどんどん増えています。
そんな流れがある中、冒頭でお話しした「様式美」を感じる国独自のマナー・所作やしきたり・伝統って、その「“違い”を受け入れる体制を持った物事」には当てはまらないですよね。(そもそも、その「様式美」を“違い”として受け入れることこそが多様性である。というもう1段階広い視点での見方もできますが)
そんな現代に伴って「様式美」は、他の文化や思想を取り入れてどんどん薄まって無くなっていくのかもしれない、とふと思ってしまいます。しかし、よく考えるとそうではないかも、と思います。例えば、【大手メーカーで買ったカッコイイ服】と【自分で作ったカッコイイ服】では、1人の人間から向けられる興味関心の“密度”に違いがあると思いませんか?
ほかにも、【30日もある夏休みのうちの1日】と【2連休のうちの1日】では同じ一日に感じる喜びの“密度”に違いがあると思いますし、【この夏4回目の花火】と【この夏は見られないと思っていたけど見られた1回きりの花火】では感動の“密度”が違うように思います。
物事は、多数派の物事に対して“少数”であればあるほど向けられる感情の密度が大きいのではないか、と思いました。
つまり、これから多様性の浸透で「“違い”を受け入れる体制を持った物事」が増えていき多数派になればなるほど、相対的に“少数”になる「様式美」に向けられる興味関心・感動の密度はより高くなるのではないかと思います。
これは日本の文化・伝統・しきたりなどが持つ魅力が今まで以上に人々の心に深く刺さるという事で、「様式美」は薄まって消えていく事はないという事だと思います。現に、今の人々の価値観にそういった流れが表れているのを感じます。
でも、先に記した通りこれは一面的なコトに過ぎません。「“少数”なものこそが価値が高い」なんて言いきれないし、回数を重ねたり数が増えるほど物事の価値は下がるとも言えません。
なにが言いたいかというと、
同じ人・物事でもその時々によって感じることの密度に違いがあって「去年は割とどうでもよかった事が今年は一生の思い出になる」なんて不思議なことが起こりえることそのものが、一種の“心豊か”だなあと私は思います。
この解釈、間違っているかもしれませんが…こういったことを考え続けることが新人にとっては重要な事かと思っています。重要なことも、くだらないことも、ボーっと過ごしてしまわないように心がけて行きます!
ここまでご覧いただきありがとうございました。次回のフレッシュジャーナルも是非ご覧ください。