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ものづくりを通じてやりがいを生み出す!株式会社シンドー「製造部」 部門紹介

こんにちは、株式会社シンドー製造部の白石です。

製造部では主にステンレスワイヤーの材料切断、製品加工表面処理までを一貫して行っております。

ステンレスワイヤー製品以外にも我社にて企画、開発されたアルミ材を使用したオリジナル商品の加工も行っており自分達で考え、製造した商品がお客様のお手元に届き、お客様が「心豊か」になっていただけることを目標に毎日の業務に励んでいます。

業務内容

製造部は「第一製造グループ」「第二製造グループ」「製造管理グループ」の3つのグループに分かれて業務が行われています。

 

第一製造グループ

第一製造グループは材料を切断するカット工場です。

カット工場では、主にコイル状のステンレス線材を自動直線切断機を使用し、受注に応じて、線径毎に指定の長さに直線矯正し自動切断します。対応線径は、1.2mm~8.0mmまでが切断可能で複数の自動直線切断機を線径ごとに使い分け、材料切断をしています。切断長さは、細線(1.2㎜~3.5㎜)は、2mまで、太線(4.0㎜~8.0㎜)は、最大で4mまでが切断可能です。

切断された材料は、第二製造グループで製品として加工が行なわれます。また、材料(棒状)のみをご希望のお客様には、材料販売を行っております。

第二製造グループ

第二製造グループは線材製品を加工する加工工場です。

お客様からのご要望に応じた製品の加工、自社で開発した製品加工を主に行なっております。様々な製品加工を可能にするために、NC2次元・3次元自動加工機による金型を使用しない曲げ加工、プレス機械による金型を使用した曲げ加工・打ち抜き加工・絞り加工、電気抵抗による発熱を利用した抵抗溶接(スポット溶接)加工、アーク溶接の一種であるTIG溶接機による様々な溶接加工を行い、お客様の要望された製品形状へと組み立てられていきます。

加工工場では、各工程に専属の人員を置き専門性を高めるだけではなく、マルチジョブによるスキルアップを目的として取組み、工場で業務を行う全てのメンバーがあらゆる加工をできる環境を整えていますので、加工技術の探求が可能です。

また、第二製造グループには、表面処理を専門に行う表面処理工場があり、ステンレス製品の電解研磨をおこなっております。

出来上がった製品は電解研磨にて処理され、溶接加工で発生した焼け跡を取り、光沢のあるきれいなステンレス製品となります。

自分たちで切断した材料を加工し、製品が完成し、表面処理を終え、綺麗になった製品を手にしたときは、心地よい達成感が生れます。

製造管理グループ

製造管理グループでは、各工場への発注、作業予定管理など製造部に係わる事務業務を中心に行なっております。

製造管理グループは、予定管理だけでなく、各工場の実績を集計することによる実績管理を基に全てをデータ化し、作業予定に反映させ、常に各工場と連携を取りながらお客様の要望される納期に合わせ、製品がお届けできるよう管理業務をおこなっております。

また3M業務改善活動により、各工場がコミュニケーションをとり生産性の向上を目指しています。

それでは、製造部に所属しているスタッフを紹介いたします。

当社では、技能実習制度を活用し、6名のベトナム実習生が技術習得をする為に毎日業務に邁進しています。3名は、一時帰国で本国に帰省中。今回は、製造部で共に働いているベトナム実習生を紹介します。

 

製造部スタッフ紹介

第二製造グループ リンさん

リンさんは日本に来て4年半、製造部で勤務しているベトナム実習生です。

2年間第二製造グループで製品加工の仕事を経験し、現在は第一製造グループで材料切断の仕事も経験していただき、新しい技術習得をおこなっていただいております。

リンさんは100%日本語を理解できない中で、先輩のやり方をよく見て学び仕事を覚えました。

今では第一製造グループにあるすべての自動機を使いこなせるまでに成長しました。

商品知識が増え、製造技術も向上し誰も思いつかないような機転を利かせた作業改善で皆を圧倒させてくれます。

 

第二製造グループ カインさん

カインさんは第二製造グループで5年間勤務しているベトナム実習生です。

日本に来る前はベトナムで自動車、電化製品を修理する仕事をしていた経験から手先が器用で、とても几帳面な仕事をします。「きれいな製品を早く作る為にどうすればいいか。」日本人スタッフと共に考え、試行錯誤しながら毎日の業務に励んでいます。

日本人スタッフからの信頼もあつく、女性スタッフや後輩のベトナム実習生にも仕事の指導をしてくれる頼りになる存在です。

 

第二製造グループ ティエンさん

ティエンさんもカインさんと同じく第二製造グループで5年間勤務しています。

ティエンさんとカインさんはシンドーで初めて技能実習を行う事にになったベトナム実習生の2人で、製造グループの中心的存在の2人です。

シンドーのベトナム実習生を家族に例えるとカインさんは皆を牽引してリーダーシップをとるお父さんのような存在。ティエンさんは誰にでも優しく接してくれるお母さんのような存在です。

 

皆が優秀な仕事をしてくれるおかげで製造部にはチームが生まれ、後輩にあたるベトナム実習生の仕事に対する意識が高まり責任感が生まれています。

会社行事も率先して参加し、今期行われた「シンドーオリンピック」でも大活躍されました。

大きな機械が並ぶ製造部でも女性社員が多く活躍しており最初は不安に思っていた仕事も良いものを作る「楽しさ」や前よりもうまくできた「やりがい」を感じながら毎日の業務に邁進しています。

ワークシェアにより他部門の社員も製造部の業務を行い社員のスキルアップと他部門との交流が円滑になっています。

最後に

製造部は年齢、性別、国籍、得意分野の違う人達で構成されています。ですが「良いモノを作りたい」という目標は皆同じです。

シンドー製造部では毎日同じ作業を繰り返し行っているのではなく、常に提案発信をし、作業改善が毎日のように行われています。

製造部の現場は、「きれいに出来たね!」「すごく早いね!」「そのやり方いいね!」などの声が飛び交い、その声が次第にやりがいに変わります。

最初は何をすればよいかわからなかった人、私にできるかな。と不安に思っていた人がもの創りを通じて、やりがいを生み出し同じ目標を持って共に働ける部門。それが製造部です。