SDGs

SDGsへの取り組み

SDGsの視点を加えてセレクトするお年始「バンブーファイバー」

みなさん、こんにちは。SDGs推進プロジェクトです。
こちらの「SDGsへの取り組み」というページから、株式会社シンドーのSDGsへの取組を紹介・発信させていただきます。よろしくお願いいたします。
「SDGsをもっと社内のみんなに根付かせよう!」
そんな思いを目標の一つに掲げ、SDGs推進プロジェクトメンバーのみんなで日々様々な活動に励んでいます。それでは、わが社のSDGsの取り組みを紹介してまいります。

SDGsの視点を加えてセレクトするお年始「バンブーファイバー」

本年の始まりも、わが社とお付き合いのある皆様へお年始をお配りしています。今回のお年始では、SDGsの視点も加えてセレクトさせていただきました。
このタンブラーは竹の繊維を加工した「バンブーファイバー」という丈夫で軽い新素材でできています。(※含有率30%)

竹は通常の木の2倍の成長スピードがあり、地下茎で増え続けてどんどん周辺の住宅へと侵食し被害を出している植物でもあります。そんな竹を利用して作るバンブーファイバーは持続可能な資源と言えます。

受け取った方々の反応

お年始を受け取った方々は、

「定番のタオルなどとはまた一風変わったセレクトでいいですね。実は我々も今SDGsを取り入れようと考えています。メーカとしてはやはり環境問題への配慮などが考えやすいですが、例えば貧困や飢餓などの課題にも向き合わなければいけないのが非常に難しいですよね」

「シンドーさんもSDGsを取り入れているんですね。ウチでも今一部の商品を対象に紙パッケージ化の取り組みを行っていまして、こういった課題が出てきているんです…」

というようにお年始に対してSDGsにまつわるお話をされていました。

取引先様・協力会社様のSDGsへの意識を生で聞ける事ができるのは、私たちとしても非常に良い刺激だと感じました。

SDGsは企業・団体ごとに取り組んで競うものなどではなく“パートナーシップ”で目指していくものです。こういった刺激を社外からも受け、その意識を相乗的に高めあっていくこともまたSDGsと言えます。

小さな活動でも経営ミッションを

SDGsに取り組むにあたって特に捉えたい事の一つはなにか、それは「行動や現象が影響しあいながら広がって全体の改善に繋がる様相」だと思います。
フラクタルという言葉をご存知でしょうか。例えば、身近な野菜のブロッコリーもフラクタルです。
全体を見れば1つのブロッコリーに見えますが、分解すると小さなブロッコリーの形になります。ここからさらに細かく分解するともっと小さなブロッコリーになります。このように部分部分が全体と似た形状になって連なっているものをフラクタルというそうです。

私たちの生活や環境などは多くの偶然・奇跡の連続で成り立っています。今朝飲んでいたコーヒーだって、それを注いでいたタンブラーだって偶然と奇跡の連続による産物といえます。
そして、さらに視野を広げると、この大陸・星・宇宙もそんなふうに偶然と奇跡の連続で生まれているものです。

そうすると実は、世の中そのものがフラクタルなのだと捉える事もできますね。(宇宙だとか星だとか、なんだか怪しげな物言いになってきましたが「こんな考え方もできますよね」という程度の軽い話ですのでご了承ください…)

これって、SDGsもそうなのではないかなと思います。

「地球の改善」というとてつもなく大きなコトですが、細かく分解すれば「人間の行動の改善」でしかなく、さらに分解すれば「心の改善(やさしさ・思いやり)」でしかありません。
つまり、SDGsは改善の連続で完成するフラクタルなのだと私は考えています。

例えば、地域の側溝泥上げ作業で綺麗にした側溝の水は川に繋がっています。これまでより少しでも改善された川は海へつながり、海は全世界に広がります。将来、「海が綺麗になった」という改善が成されたとして、分解していくと色々な細かい改善が全世界に分布していることと思います。ブロッコリーのように。

それらの改善の連鎖は元をたどればいつも心からはじまり、人から動き出していくものです。このことは私たちのスピリッツにも結び付きます。

今回のお年始についても、いつかの大きな改善に繋がる小さな改善の一つだと考えています。
おこがましいとは思いますが、今回のお年始を受け取った皆様が「そんな素材があるのか」「今度見かけたら自分でも買って使ってみよう」というようにSDGsの意識とその行動を広げるきっかけになりましたら幸いです。

フラクタルは人間が安らぎや美しさを感じる性質を持つともいわれています。これまでの話でいうSDGsというフラクタルは、人々のやさしさや思いやりが源流にあったり、達成のプロセスでは人々の感動が生まれたり、多元的な“心豊か”を持っています。

「心豊かをお届けする」をミッションに掲げる私たちは活動において、どんなに小さな改善も全体の改善そのものであるという意識を持って行動してまいります。