こんにちは。シンドー「心豊かプロジェクト」です。
この取組みは「我々は「モノ創り」を通して、世界中に【心豊か】をお届けする企業であり続けよう」という株式会社シンドーの経営ミッションの成就のために行われている社内の活動や文化を発信していくコンテンツとなっています。
わが社のモノ創りに於いて生成される有形・無形物はもとより、自らの仕事に取り組む姿勢の全てを通して、社会に癒しと安らぎ、微笑みと感謝を生み出だすことを企業の使命とするためには、そこに従事する人の心の在り方がとても大切になってきます。
「職場は人間形成の場」と揶揄されるように、社会活動を通じて人間力を向上させていく事、人として心豊かな人財に成長していく事、そしてそれを職場風土として醸成していく事はとても大きなテーマです。
コンセプトは「笑顔と感謝で溢れる社内環境づくり」その取組みを紹介させていただきます。
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「ワークシェア」
株式会社シンドーには「ワークシェア」という仕組みがあります。ワークシェアとは、その文字通り仕事を皆で共有するということです。所属部門の業務のみならず部門の垣根を超えての業務も“シェア”します。例えば、組織上、営業部門に所属している社員が必要に応じて製造部門で溶接の作業を行ったりする仕組みです。当然、一定レベル以上のスキルを持ち合わせていなければ業務に従事することはできませんので、複数の業務をこなすスキルを持つ人財はとても重宝されます。
このような「ワークシェア」の仕組みを導入している背景には様々な考えがあります。
一つ目は「業務の属人化防止及び品質・サービスの向上」です。
属人化とは、企業における業務がある特定の人だけに依存され過ぎて業務の進め方や進捗が共有されていない状態の事を言います。
属人化には企業として多くのデメリットがあります。業務がある特定の人に依存され過ぎていると、その業務を担当している人が何等かの事情でいなくなってしまった時や長期離脱が生じた場合に会社全体の流れがストップしてしまうリスクを抱えてしまう上に、特定の人に必要以上の責任や負担が掛かってしまいます。
また、特定の人が自分の業務のやり方やノウハウを把握さえしていれば業務が進むため、マニュアルも整備されず、業務の引継ぎや人財育成も進まない状況を引き起こしてしまいます。これによりサービスの品質維持がされなくなり企業全体の問題につながっていくのです。
部門の垣根を超えて行なわれる事で他部門の社員でも必要なクオリティで作業ができるようなマニュアルが整備されたり工夫されたりします。業務の属人化から標準化が図られ複数の社員に共有されることでサービスの品質を維持する事ができます。さらに、他部門の視点も共有される機会となり様々な問題発見や改善のキッカケが生まれ、結果的にサービスの向上にも展開されます。
二つ目は「エンプロイアビリティの向上及び遣り甲斐の創出」です。
現代は多様性にとんだダイバシティの時代です。「私はこれだけしかできません。言われた事しかしません」では、エンプロイアビリティは高いとは言えないのではないでしょうか。。。
例えば「あの人、経理と溶接作業もできて製図もできるんだって」等とマルチに活躍できるジェネラリストは周囲にも重宝され本人も活き活きとしてくると思います。
このワークシェアは自身のエンプロイアビリティの向上及び遣り甲斐の創出につながる良い機会となります。株式会社シンドーでは、研修補助や資格支援など意欲的な社員をバックアップする各種制度も充実しており自身の可能性を拡げる環境は整っています。
三つ目は「ワークライフバランスの充実」です。
中小企業の課題の一つとして人財不足があります。特に製造業の課題として今後、更に人財不足が進むと休暇が取れない状態になってしまい優秀な人財確保も難しくなることにも繋がりかねません。部門間を超えたワークシェアで広く業務の標準化がされ、マルチに活躍する人財が増えることで会社として生産性を著しく落とすことなくローテーション化などをすること等で、いわゆるブルーカラーと言われる社員も十分な休暇を取る事ができ、社員の働きやすい環境づくりにも繋がっていきます。
キチンとお仕事を行い休暇も有意義に過ごす。メリハリのきいたワークライフバランスの充実は必ず「心豊か」に結び付きます。
人生100年時代を迎えている現代においては、自身のキャリアは自身でつくっていくことが求められます。ワークシェアは自身のキャリア形成を考える良い機会にもなると思います。